こいこいの 点数の 数え方
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こいこいの点数は、「勝負(しょうぶ)」でその回を終えた人の役(やく)を合計し、8点以上なら2倍にして、さらに「1+その回のこいこいの回数(両者の合計)」を掛けて求めます。負けた人はその点数を支払いますが、支払うのは25点から始まる持ち点の残りまでです。8点以上の倍付けは部屋ごとの設定(初期設定はオン)で、任天堂のルールでは7点以上で2倍、負けた人がこいこいしていればさらに2倍になります。
点数計算の4つの手順
ある回の流れを例に、順に計算してみます。月見で一杯(つきみでいっぱい、5点)を作ってこいこいし、そのあと「桜に幕」も取って花見で一杯(はなみでいっぱい)を成立させ、勝負を宣言した場合です。各手順に、このゲームのルールと任天堂のルールを並べています。
役の点数を合計
5+5=10
勝った人の役をすべて足します。負けた人の役は数えません。
任天堂:同じです。ただし猪鹿蝶があればタネを、赤短か青短があればタンを数えません。
8点以上なら2倍
10×2=20
部屋ごとの設定で、初期設定はオンです。オフにすると、点数の大きさでは倍になりません。
任天堂:7点以上で2倍です。
こいこいの倍率
20×(1+1)=40
「1+その回のこいこいの回数」を掛けます。どちらが宣言した分も合わせて数え、勝った人の点数に掛かります。
任天堂:負けた人がこいこいしていたときだけ2倍。自分のこいこいでは増えません。
負けた人が支払う
40点のうち25点
負けた人の残りの持ち点が上限です。持ち点が0になると対戦は終わります。
任天堂:上限はなく、12回戦(12か月)の得点を合計します。
実際の対戦では、自分で計算する必要はありません。役ができると出る「こいこい」か「勝負」を選ぶ画面に、いま勝負したら何点になるかが、役の点数、倍率とその理由、上限、支払う点数の順に表示されます。回が終わったときにも同じ内訳が出ます。
手順1のくわしい説明:どの役を数えるか
勝った人の取り札にある役をすべて、追加の札の分も含めて足します。たとえば猪鹿蝶(いのしかちょう)にタネ札が2枚加われば5点ではなく7点です。光札の役は1つだけを数え、赤短と青短がそろったときは「赤短・青短の重複」を代わりに数えます。それ以外の役はすべて足し算で、同じ札が複数の役に数えられてもかまいません。役ごとの点数と組み合わせは役一覧にまとめています。
8点以上で2倍
このゲームでは、役の合計が8点以上なら2倍になります(倍付け)。これは部屋ごとの設定「8点以上で2倍」で、コンピュータとの練習にも同じ設定があります。部屋を作る人(練習では自分)がオフにしない限りオンです。オフにすると、倍率はこいこいの分だけになります。下の表は、こいこいのない回の得点です。
| 役の合計 | 設定オン | 設定オフ | 任天堂 |
|---|---|---|---|
| 5点 | 5点 | 5点 | 5点 |
| 6点 | 6点 | 6点 | 6点 |
| 7点 | 7点 | 7点 | 14点 |
| 8点 | 16点 | 8点 | 16点 |
| 10点 | 20点 | 10点 | 20点 |
こいこいの倍率
その回にこいこいが宣言されるたびに、どちらの宣言でも、共通の倍率が1ずつ上がります。1回目のこいこいで×2、2回目で×3です。倍率はその回に勝った人の点数に掛かるので、自分のこいこいは、自分が勝ったときだけでなく相手が勝ったときの点数も上げます。倍率は回ごとに×1に戻ります。こいこいの回数に制限はなく、点数が増えるたびに何度でも宣言でき、相手も同じです。
| その回のこいこい | このゲーム | 任天堂 |
|---|---|---|
| なし | ×1 | ×1 |
| 勝った人が1回 | ×2 | ×1 |
| 負けた人が1回 | ×2 | ×2 |
| 両者が1回ずつ | ×3 | 起こらない |
| 合わせて3回 | ×4 | 起こらない |
いつこいこいして、いつ勝負するかの考え方は勝つコツのページで説明しています。
支払いと持ち点
対戦の初めに、2人とも25点の持ち点を持ちます。その回に負けた人は得点の分を勝った人に支払いますが、上限は自分の残りの持ち点です。40点の得点でも、負けた人の持ち点が25点なら支払いは25点です。持ち点が0になった人はその時点で負けです。そうでなければ、最終回戦(対戦を始めるときに6回戦か12回戦を選びます)のあとに持ち点の多い人の勝ちで、同じなら引き分けです。
任天堂のルールとの比較
| ルール | このゲーム | 任天堂 |
|---|---|---|
| 役の点数 | 任天堂と同じ | 公開している役一覧 |
| 猪鹿蝶とタネ、赤短・青短とタン | 両方数える | タネ・タンは無効 |
| 菊に盃 | タネ札だけ | タネ札とカス札 |
| 倍付け | 8点以上で2倍(設定、初期設定はオン) | 7点以上で2倍 |
| こいこい | ×(1+両者のこいこい回数)、回数制限なし | 負けた人がこいこいしていれば2倍、次の役でその回は終了 |
| 支払い | 持ち点25点から、上限あり、0点で対戦終了 | 12回戦の得点を合計 |
| 誰も勝負しない回 | 流れ:得点なし、親はそのまま | ノーゲーム:親が交代 |
点数以外も含めたすべての違いはローカルルールのページにまとめています。
計算例10題
どの例もゲームの採点コードで確かめています。特に書いていなければ、負けた人の持ち点は25点、倍付けの設定はオンです。
1. 役ひとつ、こいこいなし
「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」を取って勝負します。
猪鹿蝶5点。8点未満なので倍付けなし:5点
任天堂:同じく5点。
2. 役は足し算
「松に鶴」「桜に幕」「桐に鳳凰」で三光、「桜に幕」と「菊に盃」で花見で一杯です。
三光5+花見5=10。8点以上なので10×2=20点
任天堂:10点は7点以上なので、同じく20点。
3. 追加の札と、赤短に重なるタン
松・梅・桜の赤短3枚に、「藤に短冊」と「萩に短冊」を加えた5枚です。
赤短5+追加2枚=7、短冊5枚でタン1:7+1=8。2倍して16点
任天堂:赤短があるのでタンは無効。合計7で、7×2=14点。
4. 8点まであと1点
雨(柳に小野道風)を含む光札4枚で雨四光です。
雨四光7点。8点未満なので:7点
任天堂:7点以上なので2倍の14点。
5. こいこいが実った例
月見で一杯(5点)を作ってこいこい。2巡あとに「桜に幕」を取って花見で一杯も成立させ、勝負します。
月見5+花見5=10、8点以上で×2、こいこい1回で×2:10×2×2=40。負けた人の持ち点は25点なので、支払いは25点。持ち点が0になり、対戦はここで終わります。
任天堂:自分のこいこいでは倍にならないので、10×2=20点。
6. こいこいが裏目に出た例
こいこいを1回したあと、点数を伸ばす前に、相手がカス札10枚でカスを作って勝負しました。自分の役は0点です。
カス1×2(こいこい1回)=相手に2点
任天堂:同じく1×2=2点。
7. 両者がこいこい
2人とも1回ずつこいこいしました。勝った人は青短3枚と「柳に短冊」を持っています。
青短5+1=6。8点未満なので倍付けなし、×(1+2)=18点
任天堂:こいこいのあとは次の役でその回が終わるので、この形にはなりません。
8. 倍付けの設定による違い
こいこい1回のあとに四光を完成させました。負けた人の持ち点は40点です。
設定オン:8×2×2=32点。設定オフ:8×2=16点
任天堂:こいこいしたのが自分なら8×2=16点。負けた人なら、ウィキペディア日本語版の数え方で両方の2倍を掛けて32点。
9. 持ち点が上限になる例
赤短3枚と青短3枚に、「藤に短冊」を加えた7枚です。
赤短・青短の重複10+1=11、短冊7枚でタン1+2=3:11+3=14、2倍して28。持ち点25点の人は25点、30点の人なら28点を支払います。
任天堂:タンは無効なので11×2=22点。
10. 配られた手札の手四
配られた手札に桜の札が4枚そろっていました。誰も札を出す前に、その回は終わります。
手四(てし)6点。こいこいはなく8点未満なので:6点
任天堂:同じく6点。
点数計算機
勝った人の役、種類ごとの取り札の枚数、こいこいの回数を選ぶと、計算の内訳が表示されます。初めはこのゲームのルールで、「任天堂のルール」を押すと、倍付け、こいこいの倍率、タネ・タンと菊に盃の数え方が任天堂のルールに切り替わり、持ち点による上限もなくなります。このゲームのルールでは、対戦中の計算と同じ結果になります。
点数計算機にはJavaScriptが必要です。上の計算例で、同じ計算を手順どおりに確かめられます。
手役(手四・くっつき)は含めていません。いつも6点だけで、倍率がかからないためです。
点数の入り方が違う回
- 誰も勝負しない回:両者の手札がなくなると、その回は流れ(ながれ)になり、誰も支払いません。こいこいしたあと点数が伸びないまま役を持っていても同じです。次の回も同じ人が親(おや)です。
- 配られた手札の役:手四か、くっつきがあれば、その回はすぐに終わって6点です(計算例10)。次の回はその人が親になります。
- 最後の手番:両者の手札がなくなったあとに役ができた場合は、勝負しかできません。こいこいは選べません。
- こいこいのあと:もう一度勝負できるのは、新しい役ができるか、+1点の役に札が1枚増えて点数が上がったときだけです。点数が上がらず、相手も上がらなければ、その回は流れます。
配り方からこいこいの判断までの流れは、遊び方のページで説明しています。
参考文献
- こいこい|花札の歴史・遊びかた、任天堂、7点以上で2倍、相手のこいこい後の2倍、こいこい後は次の役で終了、12回の合計、ノーゲーム。
- こいこい、ウィキペディア日本語版、7点以上の倍付けとこいこいの2倍を両方掛ける数え方(4倍)、こい倍、文、流れと親権。
- 花札「こいこい」のルール、攻略大百科、倍返し。
- 花札こいこいの点数計算|役の合計→7文倍付→こい被りまで(例つき)、サザノノ、7文倍付、こい被り。