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こいこいのルールと遊び方

最終更新日:

こいこいは、花札48枚を使って2人で遊ぶカードゲームです。自分の番には手札から1枚出して同じ月の場札を取り、続けて山札を1枚めくって、同じように場札を取ります。取った札で「役」ができたら、その回を終えて得点する「勝負」か、さらに高い点を狙って続ける「こいこい」かを選びます。

このページでは、花札こいこいオンラインのルールを、実際の札の画像で順に説明します。役の点数は任天堂が公開している遊び方[1]と同じです。任天堂のルールと違う点は、そのつど「ルールの違い」の囲みに並べて示します。

こいこいのルール早わかり

  1. 2人で遊びます。札は12か月×4枚の48枚です。
  2. 手札を8枚ずつ配り、場に8枚を表向きに並べます。残りの24枚が山札です。
  3. 自分の番では、手札から1枚出します。場に同じ月の札があれば2枚とも取り、なければ出した札を場に置きます。
  4. 続けて山札の一番上をめくり、同じように取るか、場に置きます。
  5. 手番の終わりに新しい役ができていれば、「勝負」(その回を終えて得点)か「こいこい」(続けてさらに狙う)を選びます。
  6. 誰も勝負しないまま2人の手札がなくなると、その回は「流れ」で、どちらにも点数は入りません。
  7. 対戦は6回戦か12回戦です。持ち点は2人とも25点で、各回の負けた人が勝った人に点数を支払います。

用意するもの:花札48枚

花札(はなふだ)は、1年の12か月それぞれに花や草木を割り当てた札で、1月は松、2月は梅、3月は桜……12月は桐と、どの月にも4枚ずつあります。こいこいで札を合わせるときに見るのは月だけです。

  1. 1月・松(まつ)

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 松に赤短(1月・短冊・5点)
    • 松のカス(1月・カス・1点)
    • 松のカス(1月・カス・1点)
  2. 2月・梅(うめ)

    • 梅に鶯(2月・タネ・10点)
    • 梅に赤短(2月・短冊・5点)
    • 梅のカス(2月・カス・1点)
    • 梅のカス(2月・カス・1点)
  3. 3月・桜(さくら)

    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
    • 桜のカス(3月・カス・1点)
    • 桜のカス(3月・カス・1点)
  4. 4月・藤(ふじ)

    • 藤に不如帰(4月・タネ・10点)
    • 藤に短冊(4月・短冊・5点)
    • 藤のカス(4月・カス・1点)
    • 藤のカス(4月・カス・1点)
  5. 5月・菖蒲(あやめ)

    • 菖蒲に八橋(5月・タネ・10点)
    • 菖蒲に短冊(5月・短冊・5点)
    • 菖蒲のカス(5月・カス・1点)
    • 菖蒲のカス(5月・カス・1点)
  6. 6月・牡丹(ぼたん)

    • 牡丹に蝶(6月・タネ・10点)
    • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
    • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
    • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
  7. 7月・萩(はぎ)

    • 萩に猪(7月・タネ・10点)
    • 萩に短冊(7月・短冊・5点)
    • 萩のカス(7月・カス・1点)
    • 萩のカス(7月・カス・1点)
  8. 8月・芒(すすき)

    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 芒に雁(8月・タネ・10点)
    • 芒のカス(8月・カス・1点)
    • 芒のカス(8月・カス・1点)
  9. 9月・菊(きく)

    • 菊に盃(9月・タネ・10点)
    • 菊に青短(9月・短冊・5点)
    • 菊のカス(9月・カス・1点)
    • 菊のカス(9月・カス・1点)
  10. 10月・紅葉(もみじ)

    • 紅葉に鹿(10月・タネ・10点)
    • 紅葉に青短(10月・短冊・5点)
    • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
    • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
  11. 11月・柳(やなぎ)

    • 柳に小野道風(11月・光・20点)
    • 柳に燕(11月・タネ・10点)
    • 柳に短冊(11月・短冊・5点)
    • 柳のカス(11月・カス・1点)
  12. 12月・桐(きり)

    • 桐に鳳凰(12月・光・20点)
    • 桐のカス(12月・カス・1点)
    • 桐のカス(12月・カス・1点)
    • 桐のカス(12月・カス・1点)
48枚を月ごとに並べました。1枚ずつの名前や絵柄の意味は絵柄一覧で紹介しています。

札の種類と点数

札は月とは別に、点数の違う4種類に分かれます。

  • 光札(ひかりふだ・20点):「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」「柳に小野道風」(やなぎにおののとうふう)「桐に鳳凰」の5枚です。
  • タネ札(たねふだ・10点):9枚あり、多くは動物の札です。「菖蒲に八橋」(あやめにやつはし)と「菊に盃」(きくにさかずき)もタネ札です。
  • 短冊(たんざく・5点):10枚あります。文字の入った赤い短冊3枚が赤短(あかたん)、青い短冊3枚が青短(あおたん)で、残りの4枚は文字のない赤い短冊です。
  • カス札(かすふだ・1点):残りの24枚です。雷が描かれた「柳のカス」や、下地が黄色い桐のカスもカス札です。
  • 光札20点5枚

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 柳に小野道風(11月・光・20点)
    • 桐に鳳凰(12月・光・20点)
  • タネ札10点9枚

    • 梅に鶯(2月・タネ・10点)
    • 藤に不如帰(4月・タネ・10点)
    • 菖蒲に八橋(5月・タネ・10点)
    • 牡丹に蝶(6月・タネ・10点)
    • 萩に猪(7月・タネ・10点)
    • 芒に雁(8月・タネ・10点)
    • 菊に盃(9月・タネ・10点)
    • 紅葉に鹿(10月・タネ・10点)
    • 柳に燕(11月・タネ・10点)
  • 短冊5点10枚

    赤短

    • 松に赤短(1月・短冊・5点)
    • 梅に赤短(2月・短冊・5点)
    • 桜に赤短(3月・短冊・5点)

    青短

    • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
    • 菊に青短(9月・短冊・5点)
    • 紅葉に青短(10月・短冊・5点)

    そのほかの短冊

    • 藤に短冊(4月・短冊・5点)
    • 菖蒲に短冊(5月・短冊・5点)
    • 萩に短冊(7月・短冊・5点)
    • 柳に短冊(11月・短冊・5点)
  • カス札1点24枚(4枚を表示)

    • 松のカス(1月・カス・1点)
    • 芒のカス(8月・カス・1点)
    • 柳のカス(11月・カス・1点)
    • 桐のカス(12月・カス・1点)
4種類の札と点数。光札・タネ札・短冊はすべて、カス札は24枚のうち4枚を載せています。

札の点数は、それだけでは得点になりません。得点になるのは「役」だけです。札の点数は札の種類を表すもので、最初の親を決めるときにも使います。

親決めと札の配り方

親の決め方

札を配って最初に打つ人を親(おや)、もう一方を子(こ)といいます。最初の親は、2人が1枚ずつ札をめくり、月の早い札をめくった方がなります。同じ月なら点数の高い方が親で、同じ月のカス札どうしならめくり直します。オンライン対戦では、最初の親をゲームが公平なコイントスで決めます。2回戦からは前の回の勝者が親になり、流れた回のあとは同じ親が続けます。

プレイヤーA

梅に鶯(2月・タネ・10点)親

プレイヤーB

菊のカス(9月・カス・1点)
2月の札と9月の札です。月の早い札をめくったプレイヤーAが親になります。

プレイヤーA

桜のカス(3月・カス・1点)

プレイヤーB

桜に幕(3月・光・20点)親
どちらも3月の札なので、点数の高い「桜に幕」(20点)をめくったプレイヤーBが親になります。

配り方:手札8枚・場札8枚・山札24枚

手札(てふだ)を2人に8枚ずつ配り、場札(ばふだ)を8枚表向きに並べ、残りの24枚を裏向きに重ねて山札(やまふだ)にします。この配り方を「手八場八(てはちばはち)」といいます[3]。相手の手札と山札は見えません。取った札は取り札(とりふだ)として表向きに並べるので、お互いにいつでも確かめられます(このゲームでは、場札と手札の間に種類ごとにまとめて並びます)。

相手の手札(8枚・裏向き)

  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面
  • 花札の裏面

相手の取り札 · 回の始めは空です

場札(8枚・表向き)

  • 松に赤短(1月・短冊・5点)
  • 桜のカス(3月・カス・1点)
  • 藤のカス(4月・カス・1点)
  • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
  • 芒のカス(8月・カス・1点)
  • 菊に盃(9月・タネ・10点)
  • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)

山札(24枚)

花札の裏面

自分の取り札 · 回の始めは空です

自分の手札(8枚)

  • 梅のカス(2月・カス・1点)
  • 桜に幕(3月・光・20点)
  • 牡丹に蝶(6月・タネ・10点)
  • 萩に短冊(7月・短冊・5点)
  • 芒に月(8月・光・20点)
  • 菊のカス(9月・カス・1点)
  • 紅葉に鹿(10月・タネ・10点)
  • 柳に燕(11月・タネ・10点)
回の始めの札の並びの例です。場札に合う手札が5枚あります。たとえば「菊のカス」は、同じ9月の「菊に盃」を取れます。

山札は1手番に1枚めくるので、各回戦で使うのは多くても16枚です。

手番の流れ:手札を出して、山札をめくる

親から交互に打ち、誰かが「勝負」するか、2人の手札がなくなる(8手番ずつ)まで続きます。1手番では、次の2つの動作のあとに役を確かめます。

1. 手札から1枚出す

手札から好きな札を1枚出します。場に同じ月の札があればその札を取り、出した札と一緒に自分の取り札にします。なければ出した札は場に置かれ、あとでどちらも取れる札になります。取り方のパターンは次の項目で説明します。

取れる札を持っていても、場に合わない札を出してかまいません。取るのを後回しにしたい札を手札に残しておける手です。ただし、場に同じ月の札がある札を出したときは必ず取り、場に置くことはできません。

このゲームの設定「アシスト表示」(初期設定はオン)では、場札を取れる手札と、選んだ札に合う場札が光ります。変わるのは表示だけで、ルールは変わりません。

2. 山札を1枚めくる

次に山札の一番上をめくります。めくった札も手札と同じで、場に同じ月の札があれば取り、なければ場に置きます。このゲームでは、取り方が1通りしかないときは5秒たつと自動で取り、2枚から選べるときは必ず自分で選びます。

山札から

紅葉のカス(10月・カス・1点)

場札

  • 紅葉のカス(10月・カス・1点)

取り札

  • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
  • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
山札から「紅葉のカス」が出て、場の「紅葉のカス」を取りました。

山札から

柳のカス(11月・カス・1点)

場札 · 場に置く

  • 松に赤短(1月・短冊・5点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
  • 柳のカス(11月・カス・1点)
山札から11月の「柳のカス」が出ました。場に11月の札がないので、そのまま場に置きます。

3. 手番の終わりに役を確かめる

役を確かめるのは、山札からめくった札の扱いが決まったあと、手番の最後です。新しい役ができていれば(こいこいのあとは、そのときより合計点が上がっていれば)「勝負」か「こいこい」を選び、そうでなければ相手の番です。手札から出した札で役がそろっても、決めるのは山札をめくったあとです。

札の取り方:場に合う札が0〜3枚のとき

手札から出した札でも、山札からめくった札でも、場に同じ月の札が何枚あるかで扱いが決まります。

  • 0枚:その札を場に置きます。
  • 1枚:その札を取り、出した札と2枚とも取り札にします。
  • 2枚:どちらか1枚を選んで取ります。もう1枚は場に残ります。
  • 3枚:3枚とも取り、出した札と合わせて4枚を取り札にします。

手札

菊のカス(9月・カス・1点)

場札

  • 松に赤短(1月・短冊・5点)
  • 菊に盃(9月・タネ・10点)

取り札

  • 菊のカス(9月・カス・1点)
  • 菊に盃(9月・タネ・10点)
合う札が1枚:「菊のカス」で「菊に盃」を取り、2枚とも取り札になります。

手札

桜に幕(3月・光・20点)

場札

  • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
  • 桜のカス(3月・カス・1点)

取り札

  • 桜に幕(3月・光・20点)
  • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
合う札が2枚:どちらを取るか選びます。「桜に幕」はどちらの桜の札も取れますが、赤短の役に数えられる「桜に赤短」を取るのが得策です。もう1枚は場に残ります。

手札

牡丹に蝶(6月・タネ・10点)

場札

  • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)

取り札

  • 牡丹に蝶(6月・タネ・10点)
  • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
  • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
合う札が3枚:「牡丹に蝶」で場の牡丹の札を3枚とも取り、一度に4枚が取り札になります。

手札

萩に短冊(7月・短冊・5点)

場札 · 場に置く

  • 松に赤短(1月・短冊・5点)
  • 藤のカス(4月・カス・1点)
  • 芒のカス(8月・カス・1点)
  • 萩に短冊(7月・短冊・5点)
合う札がない:場に萩(7月)の札がないので、「萩に短冊」は場に置きます。あとで7月の札を出すかめくった人が取れます。

場に同じ月の札が2〜3枚並ぶのは、配ったときだけです。打っている間は、合う札は必ず取るためです。

役:取り札でそろえる組み合わせ

役(やく)は、点数になる札の組み合わせです。取り札でそろえる役が13種類、配られた手札で決まる手役が2種類あります。下の一覧は取り札の役と点数、札の例で、「〜」がついた役は札が1枚増えるごとに1点加わります。役になる札はすべて役一覧で図解しています。

  • 五光

    10点

    ごこう

    光札5枚すべて(鶴・幕・月・雨・鳳凰)。

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 柳に小野道風(11月・光・20点)
    • 桐に鳳凰(12月・光・20点)
  • 四光

    8点

    しこう

    雨(柳に小野道風)を除く光札4枚。

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 桐に鳳凰(12月・光・20点)
  • 雨四光

    7点

    あめしこう

    雨(柳に小野道風)を含む光札4枚。

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 柳に小野道風(11月・光・20点)
  • 三光

    5点

    さんこう

    雨を除く光札3枚。

    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 芒に月(8月・光・20点)
  • 花見で一杯

    5点

    はなみでいっぱい

    桜に幕と菊に盃。

    • 桜に幕(3月・光・20点)
    • 菊に盃(9月・タネ・10点)
  • 月見で一杯

    5点

    つきみでいっぱい

    芒に月と菊に盃。

    • 芒に月(8月・光・20点)
    • 菊に盃(9月・タネ・10点)
  • 猪鹿蝶

    5点〜

    いのしかちょう

    萩に猪・紅葉に鹿・牡丹に蝶。ほかのタネ札1枚ごとに+1点。

    • 萩に猪(7月・タネ・10点)
    • 紅葉に鹿(10月・タネ・10点)
    • 牡丹に蝶(6月・タネ・10点)
  • 赤短

    5点〜

    あかたん

    松・梅・桜の赤短3枚。ほかの短冊1枚ごとに+1点。

    • 松に赤短(1月・短冊・5点)
    • 梅に赤短(2月・短冊・5点)
    • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
  • 青短

    5点〜

    あおたん

    牡丹・菊・紅葉の青短3枚。ほかの短冊1枚ごとに+1点。

    • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
    • 菊に青短(9月・短冊・5点)
    • 紅葉に青短(10月・短冊・5点)
  • 赤短・青短の重複

    10点〜

    あかたん・あおたんのちょうふく

    赤短3枚と青短3枚。赤短・青短の役の代わりに数えます。ほかの短冊1枚ごとに+1点。

    • 松に赤短(1月・短冊・5点)
    • 梅に赤短(2月・短冊・5点)
    • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
    • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
    • 菊に青短(9月・短冊・5点)
    • 紅葉に青短(10月・短冊・5点)
  • タネ

    1点〜

    たね

    タネ札(10点札)5枚。菊に盃も数えます。6枚目から1枚ごとに+1点。

    • 梅に鶯(2月・タネ・10点)
    • 藤に不如帰(4月・タネ・10点)
    • 菖蒲に八橋(5月・タネ・10点)
    • 萩に猪(7月・タネ・10点)
    • 菊に盃(9月・タネ・10点)
  • タン

    1点〜

    たん

    短冊(5点札)5枚。6枚目から1枚ごとに+1点。

    • 松に赤短(1月・短冊・5点)
    • 藤に短冊(4月・短冊・5点)
    • 菖蒲に短冊(5月・短冊・5点)
    • 牡丹に青短(6月・短冊・5点)
    • 柳に短冊(11月・短冊・5点)
  • カス

    1点〜

    かす

    カス札(1点札)10枚。柳のカスも数えます(菊に盃は数えません)。11枚目から1枚ごとに+1点。

    • 松のカス(1月・カス・1点)
    • 梅のカス(2月・カス・1点)
    • 桜のカス(3月・カス・1点)
    • 藤のカス(4月・カス・1点)
    • 菖蒲のカス(5月・カス・1点)
    • 牡丹のカス(6月・カス・1点)
    • 萩のカス(7月・カス・1点)
    • 芒のカス(8月・カス・1点)
    • 菊のカス(9月・カス・1点)
    • 紅葉のカス(10月・カス・1点)
  • 役にならない例

    柳に小野道風とほかの光札2枚だけでは、光札の役になりません。

    • 柳に小野道風(11月・光・20点)
    • 松に鶴(1月・光・20点)
    • 桜に幕(3月・光・20点)

このゲームでの役の数え方は、次のとおりです。

  • 光札の役は、一番高いものだけを数えます。たとえば五光(ごこう)ができたら、四光(しこう)・雨四光(あめしこう)・三光(さんこう)は数えません。
  • 赤短と青短が両方そろったら、2つの代わりに「赤短・青短の重複」(10点、ほかの短冊1枚ごとに+1点)として数えます。
  • それ以外の役はすべて足し算です。1枚の札を複数の役に数えられるので、「菊に盃」は花見で一杯(はなみでいっぱい)と月見で一杯(つきみでいっぱい)の両方に、猪鹿蝶(いのしかちょう)の3枚はタネにも、赤短・青短の札はタンにも数えます。

役ができたら「勝負」か「こいこい」か

手番の終わりに新しい役ができていたら、手を止めて次のどちらかを選びます。

  • 勝負(しょうぶ):その回を終わりにして、自分の勝ちとします。「あがり」ともいいます[2]。相手に役があっても0点で、相手が自分の得点を支払います。
  • こいこい:その回を続け、役を増やしてさらに高い点を狙います。続けるときに「こい(来い)」と宣言することが、この名前の由来です[7]。次に勝負できるのは、手番の終わりに合計点が上がったとき(新しい役ができたときか、札が増えて1点加わったとき)です。

取り札

芒に月(8月・光・20点)菊に盃(9月・タネ・10点)

月見で一杯 5点

手番の終わりに、取り札に「芒に月」と「菊に盃」がそろいました。月見で一杯(つきみでいっぱい)で5点です。ゲームはここで止まり、今すぐ点数をもらうか、こいこいして続けるかをたずねます。

こいこいには危険もあります。相手が先に役を作って勝負すると、自分の役は0点になり、相手の得点には上がった倍率が掛かります。このゲームでは、その回にこいこいが宣言されるたびに、どちらの宣言でも倍率が1つずつ上がり(1回で×2、2回で×3)、勝った人の得点に掛かります。合計点を上げられないまま2人の手札がなくなると、流れになって役は得点になりません。

こいこいは2人とも何度でも宣言できますが、2人の手札がなくなる最後の手番では勝負しか選べません。いつこいこいするかが駆け引きの中心で、考え方は勝ち方のコツにまとめています。

各回戦の終わり方

どの回戦も、次のどれかで終わります。

  1. 誰かが「勝負」した:その人がその回の勝者で、次の回の親になります。
  2. 配られた手札に手役があった:打ち始める前にその回が終わります(次の項目)。
  3. 誰も勝負しないまま、2人の手札がなくなった:流れ(ながれ)です。どちらにも点数は入らず、同じ親がもう一度配ります。

手役:手四とくっつき

配られた直後の手札だけで決まる役が2つあります。

  • 手四(てし):同じ月の札4枚が、すべて手札にある。
  • くっつき:同じ月の札2枚ずつの組が、4組ある。
  • 桜に幕(3月・光・20点)
  • 桜に赤短(3月・短冊・5点)
  • 桜のカス(3月・カス・1点)
  • 桜のカス(3月・カス・1点)
手四:配られた手札に、桜の札が4枚そろっています。
  • 松に鶴(1月・光・20点)
  • 松のカス(1月・カス・1点)
  • 梅に鶯(2月・タネ・10点)
  • 梅のカス(2月・カス・1点)
  • 藤に不如帰(4月・タネ・10点)
  • 藤のカス(4月・カス・1点)
  • 菊に盃(9月・タネ・10点)
  • 菊のカス(9月・カス・1点)
くっつき:松・梅・藤・菊の札が2枚ずつ、4組そろっています。

どちらも6点で、その回はすぐに終わり、手役を持っていた人が次の親になります。同じ月の4枚とほかの2組がそろった手札は、くっつきではなく手四として数えます。2人とも手役があるときは、このゲームでは親の手役を採ります。まだ誰もこいこいしておらず8点未満なので、6点が倍になることはありません。

配り直し:場札に同じ月が4枚

場札に同じ月の札が4枚そろって配られたら、札を切り直して配り直します。配り直しは1回戦に数えません。

  • 芒に月(8月・光・20点)
  • 芒に雁(8月・タネ・10点)
  • 芒のカス(8月・カス・1点)
  • 芒のカス(8月・カス・1点)
芒(8月)の札4枚がそろって場に出たので、配り直しになります。

場に同じ月の札が3枚あるのはかまいません。その月の残りの1枚を出すかめくった人が、4枚まとめて取ります。

対戦の流れ:6回戦・12回戦と持ち点25点

1回の対戦は6回戦か12回戦で、部屋を作るとき(初期設定は6回戦)やロビーから練習を始めるときに選びます(トップページの練習ボタンは6回戦)。点数は、持ち点をやりとりして数えます。

  • 2人とも持ち点25点から始めます。
  • 各回の負けた人が、その回の得点を勝った人に支払います。支払いは残りの持ち点までです。
  • 持ち点がなくなった人は、その時点で負けです。
  • そうならなければ、最終回戦のあとで持ち点の多い人が勝ちです。同点なら引き分けです。

流れた回や、手役で終わった回も1回戦に数えます。配り直しは数えません。

点数計算のあらまし

その回の得点は、誰かが勝負したときに次の順で計算します。

  1. 勝った人の役の点数を合計します(基本点)。
  2. 基本点が8点以上なら2倍にします(設定「8点以上で2倍」、初期設定はオン)。
  3. その回に誰かがこいこいしていれば、2人のこいこいの回数の合計に1を足した倍率を掛けます。
  4. 負けた人は、残りの持ち点を上限に支払います。
桜に幕(3月・光・20点)芒に月(8月・光・20点)菊に盃(9月・タネ・10点)
  1. 花見+月見10点
  2. 8点以上×2
  3. こいこい1回×2
  4. 得点40点
  5. 相手の持ち点25点支払い25点
月見で一杯でこいこいし、そのあと「桜に幕」も取って花見で一杯がそろったところで勝負した例です。5+5=10点、8点以上で2倍、こいこい1回でさらに2倍して40点。相手の持ち点は25点なので支払いは25点で、ここで対戦が終わります。

昔ながらの遊びでは点数を「文(もん)」で数えることもありますが、このサイトでは「点」で表します。ほかの計算例と点数の自動計算は、点数計算のページにあります。

任天堂のルールとの違い

このゲームの大部分は、任天堂が公開している遊び方[1]と同じです。配り方、札の取り方、役と点数、手役、勝った人が次の親になることは共通で、違うのは次の点です。

任天堂のこいこいのルールと、このゲームのルール
項目任天堂の遊び方このゲーム
2倍になる点数7点以上で2倍8点以上で2倍(設定。初期設定はオン)
こいこいのあとどちらかに次の役ができた時点で終わる。相手がこいこいしていれば勝者の点数が2倍勝負か手札がなくなるまで続く。2人とも何度でもこいこいでき、宣言のたびに勝者の点数にかかる共通の倍率(×2、×3…)が上がる
菊に盃タネ札で、カス札としても数えるタネ札としてのみ数える
猪鹿蝶とタネ、赤短・青短とタン猪鹿蝶ができるとタネは無効。赤短か青短ができるとタンは無効両方とも数える
勝者のいない回ノーゲームで親を交代無得点で親はそのまま
点数の数え方12回戦の合計点が多い方の勝ち6回戦か12回戦。持ち点25点をやりとりし、持ち点がなくなったら負け
配り直し同じ月が4枚あるなど、場札が偏っているとき場札に同じ月の札が4枚そろったときだけ
2人とも手役記載なし(ウィキペディア日本語版では2人とも得点なし)親の手役を採る

ほかのよくあるローカルルールとの比較は、ローカルルールのページにまとめています。

気をつけたい札

  • 柳に小野道風(11月・光・20点)
    柳に小野道風やなぎにおののとうふう11月・光札・20点
  • 菊に盃(9月・タネ・10点)
    菊に盃きくにさかずき9月・タネ札・10点
  • 柳のカス(11月・カス・1点)
    柳のカスやなぎのかす11月・カス札・1点
  • 桐のカス(12月・カス・1点)
    桐のカスきりのかす12月・カス札・1点
  • 柳に小野道風:傘を手にした小野道風が描かれた光札で、「雨」とも呼ばれます。三光や四光には入らず、雨四光(7点)と五光(10点)に数えます。ほかの光札2枚とだけでは役になりません。
  • 菊に盃:タネ札ですが、花見で一杯と月見で一杯(各5点)にもなるので、2人とも欲しい札です。このゲームではタネ札としてのみ数え、任天堂の遊び方など多くのルールではカス札としても数えます[1][2]。
  • 柳のカス(やなぎのかす):雷が描かれた目立つ札ですが、ふつうの1点のカス札です。
  • 桐のカス(黄色):下地が黄色い桐のカスで、これもふつうのカス札です。カス札が3枚あるのは12月だけです。

キーボード・スクリーンリーダーでの操作

マウスを使わなくても遊べます。矢印キーで手札や取れる場札の間を移動し、EnterキーかSpaceキーで札を選んでから、フォーカスした場札を取ります。数字キーの1〜8で手札を左から選び、Escキーで選んだ札を戻します。役ができたらSキーで勝負、Kキーでこいこいです。打った札やめくった札、こいこいの宣言、相手の判断はスクリーンリーダーで読み上げられます。

参考文献

  1. こいこい|花札の歴史・遊びかた、任天堂、こいこいのルールと役一覧
  2. こいこい、ウィキペディア日本語版、一般的なルールとローカルルール
  3. 花札、ウィキペディア日本語版、手八場八などの用語、対戦の長さ
  4. Koi-Koi、Fuda Wiki、ルールとバリエーションの一覧(英語)
  5. Koi-Koi、ウィキペディア英語版、英語圏で紹介されているルール(英語)
  6. Koi-Koi rules (Gamehelpkoikoi)、Board Game Arena、札を取る義務についてのルール(英語)
  7. こいこい、コトバンク(精選版 日本国語大辞典ほか)、名前の由来